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口約束からの脱却—シンプルな契約書の作り方

作成: AI監修: 金井泰樹 2026年1月13日

口約束からの脱却—シンプルな契約書の作り方

「今まで口約束でやってきたけど、トラブルになりかけた」「契約書を作りたいけど、難しそうで手が出ない」——中小企業や個人事業主の中には、契約書を作らずに取引を続けている方が少なくありません。

本記事では、口約束のリスクと、シンプルな契約書を作るためのポイントを解説します。難しく考えなくても、基本的な契約書は作れます。

口約束のリスク

「言った言わない」のトラブル

口約束だけでは、後から「そんな話はしていない」「金額は違うはずだ」といったトラブルになることがあります。記録がないため、どちらが正しいか証明できません。

条件の認識違い

口頭での説明は、細かいニュアンスが伝わりにくいものです。「納期は来月末」と言ったつもりが、相手は「来月中旬」と理解していた——こうした認識違いが起こります。

関係悪化時のリスク

取引がうまくいっている間は問題になりませんが、何かトラブルがあったとき、契約書がないと立場が弱くなります。支払いを求めても「そんな契約はしていない」と言われる可能性があります。

担当者が変わったとき

口約束を交わした担当者が退職や異動で変わると、過去の約束が引き継がれないことがあります。契約書があれば、担当者が変わっても内容は明確です。

契約書は難しくない

法律の専門知識は不要

契約書を作るのに、法律の専門知識は必須ではありません。取引の内容を書面にまとめればよいのです。もちろん、重要な契約は専門家に確認してもらうのが安心ですが、シンプルな取引なら自分で作れます。

完璧を目指さない

最初から完璧な契約書を目指す必要はありません。まずは「何を」「いくらで」「いつまでに」といった基本事項を書面にするだけでも、口約束よりずっと安心です。

ひな形を活用する

ゼロから契約書を作る必要はありません。インターネットで契約書のひな形(テンプレート)を探し、自社の取引に合わせて修正すれば、効率的に作成できます。

シンプルな契約書に必要な項目

1. 当事者の情報

契約を結ぶ両者の情報を明記します。

  • 会社名(または個人名)
  • 住所
  • 代表者名(法人の場合)

2. 契約の目的・内容

何についての契約なのかを明確にします。

  • 提供するサービス・商品の内容
  • 仕事の範囲
  • 成果物がある場合はその内容

3. 金額・支払条件

お金に関する取り決めを明記します。

  • 金額(税込み・税別を明記)
  • 支払期日
  • 支払方法(銀行振込など)

4. 納期・期間

いつまでに、またはいつからいつまでの契約かを明記します。

  • 納品日・完了日
  • 契約期間
  • 更新の有無

5. 契約日・署名

契約を締結した日付と、両者の署名を入れます。

契約書の例(業務委託の場合)

以下は、シンプルな業務委託契約書の例です。

業務委託契約書

〇〇株式会社(以下「甲」という)と△△(以下「乙」という)は、
以下のとおり業務委託契約を締結する。

第1条(業務内容)
甲は乙に対し、以下の業務を委託する。
・〇〇の制作

第2条(報酬)
甲は乙に対し、報酬として金〇〇円(税込)を支払う。

第3条(支払方法)
甲は、業務完了後、乙の請求に基づき、翌月末日までに
乙指定の銀行口座に振り込む方法により支払う。

第4条(納期)
乙は、〇年〇月〇日までに業務を完了する。

第5条(秘密保持)
甲乙は、本契約に関して知り得た相手方の情報を第三者に開示しない。

〇年〇月〇日

甲:〇〇株式会社
  代表取締役 〇〇〇〇  印

乙:△△
  住所:〇〇〇〇  印

電子契約でさらに簡単に

テンプレートを用意しておく

電子契約サービスにテンプレートを登録しておけば、毎回ゼロから作る必要がありません。金額や日付など、変動する部分だけ入力すれば契約書が完成します。

署名・押印が不要

電子契約なら、印鑑を押す必要がありません。相手にメールで送信し、オンラインで署名してもらえば、契約が成立します。

保管も自動

締結した契約書は、電子契約サービスに自動で保存されます。紙の契約書のようにファイリングする手間がありません。

口約束から契約書への移行

新規取引から始める

既存の取引先に「今後は契約書を作りたい」と言い出しにくい場合は、新規取引から契約書を作り始めましょう。

契約更新のタイミングで

既存取引先には、契約更新のタイミングで「書面にまとめませんか」と提案するのが自然です。「トラブル防止のため」「お互いの認識を明確にするため」と説明すれば、前向きに受け止めてもらえます。

相手のためでもある

契約書は、自分を守るためだけでなく、相手を守るものでもあります。「お互いのために」という姿勢で提案しましょう。

まとめ

口約束だけの取引は、トラブルのリスクを抱えています。シンプルな契約書でも、書面にしておくことで「言った言わない」を防げます。

契約書は難しいものではありません。「何を」「いくらで」「いつまでに」を明確にするだけで、基本的な契約書は作れます。電子契約を活用すれば、作成も締結も簡単です。口約束からの脱却を、今日から始めてみませんか。

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作成

AI

監修

金井泰樹

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