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電子契約の基礎

電子契約の「控え」はどうなる?—相手方・自社の保管方法

作成: AI監修: 金井泰樹 2026年1月13日

電子契約の「控え」はどうなる?—相手方・自社の保管方法

「電子契約で締結したら、控えはどうなるの?」「紙みたいに手元に残らないと不安」——電子契約を初めて使う方から、こうした質問をよく受けます。

本記事では、電子契約の「控え」の仕組みと、適切な保管方法について解説します。

電子契約の控えとは

PDFファイルが「原本」であり「控え」

電子契約では、署名済みのPDFファイルが契約書の「原本」です。このPDFは複製しても内容が変わらないため、コピーもすべて「原本と同等」の扱いになります。紙のように「原本」と「控え(コピー)」を区別する必要がありません。

双方に同じPDFが届く

電子契約が完了すると、契約当事者全員に同じPDFファイルがメールで届きます。このPDFには、誰がいつ署名したかの記録(署名履歴)が含まれています。双方が同じ内容の契約書を持つことになります。

電子契約サービスでの保管

クラウドに自動保存

電子契約サービスを利用すると、締結した契約書はクラウド上に自動的に保存されます。サービスにログインすれば、いつでも過去の契約書を確認・ダウンロードできます。

検索機能で探せる

取引先名、契約日、契約の種類などで検索できるため、必要な契約書をすぐに見つけられます。紙の契約書を棚から探すより、はるかに効率的です。

保存期間

多くの電子契約サービスでは、契約期間中および一定期間(10年など)、契約書が保存されます。電子帳簿保存法で求められる7年間の保存要件も満たせます。

署名者(相手方)の保管

相手方にもPDFが届く

契約完了時に、相手方にも署名済みPDFがメールで届きます。相手方は自分で保管する必要があります。

ダウンロードを促す

「契約書のPDFがメールで届きますので、ダウンロードして保管してください」と伝えておくと親切です。メールを見落とした場合に備えて、後から再送できることも説明しておきましょう。

相手方がアカウントを持たない場合

電子契約サービスによっては、署名者(相手方)がアカウントを持っていなくても、メールで届いたPDFをダウンロードできます。アカウント不要で署名・保管できるサービスを選ぶと、相手方の負担が軽くなります。

自社での保管方法

電子契約サービスをメインの保管場所に

電子契約サービスにログインすれば、いつでも契約書を確認できるため、サービス自体をメインの保管場所として活用できます。

ローカルへのバックアップ

万が一に備えて、PDFをダウンロードしてローカル(パソコンや社内サーバー)にも保存しておくと安心です。月に1回など、定期的にバックアップを取ることをお勧めします。

クラウドストレージへの保存

Google Drive、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージにもPDFを保存しておくと、二重のバックアップになります。フォルダを整理して、取引先別や年度別に管理しましょう。

紙の控えが必要な場合

印刷しても有効

電子契約のPDFを印刷しても、契約の有効性は変わりません。「手元に紙がないと落ち着かない」という方は、印刷して保管することもできます。

取引先から紙を求められた場合

「紙の控えをください」と言われた場合は、PDFを印刷して渡すことができます。ただし、印刷した紙は「原本のコピー」という位置づけになります。原本は電子データです。

電子帳簿保存法との関係

2024年1月以降、電子で締結した契約書は電子データのまま保存する義務があります。紙に印刷して保存しても、電子データの保存は必須です。紙の保管は「追加」であって「代替」ではありません。

保管に関するよくある質問

「メールを削除してしまったら?」

契約完了時のメールを削除しても、電子契約サービスにログインすれば、いつでも契約書をダウンロードできます。メールの保存に頼る必要はありません。

「サービスを解約したらどうなる?」

電子契約サービスを解約する場合は、事前にすべての契約書PDFをダウンロードしておきましょう。解約後もデータを一定期間保持してくれるサービスもありますが、自分でバックアップを取っておくのが確実です。

「何年保存すればいい?」

法人税法上は7年間(欠損金がある場合は10年間)の保存が必要です。電子契約サービスに保存されていれば、この期間は自動的にクリアできます。念のため、ローカルにもバックアップを取っておきましょう。

「セキュリティは大丈夫?」

電子契約サービスは、銀行並みのセキュリティ対策を施しているものが多いです。データの暗号化、アクセス制御、バックアップなど、紙の契約書より安全に保管できます。

保管のベストプラクティス

1. 電子契約サービスに保管(メイン)

締結した契約書は、電子契約サービスに自動保存されます。これがメインの保管場所です。

2. クラウドストレージにバックアップ

定期的にPDFをダウンロードし、Google Driveなどのクラウドストレージにも保存しておきます。

3. 重要な契約はローカルにも保存

特に重要な契約書は、パソコンや社内サーバーにも保存しておくと、万が一のときも安心です。

4. フォルダを整理

取引先別、年度別、契約種類別などでフォルダを整理しておくと、後から探しやすくなります。

まとめ

電子契約の「控え」は、PDFファイルという形で双方に届きます。電子契約サービスにログインすればいつでも確認・ダウンロードでき、紙の契約書より安全かつ効率的に保管できます。

万が一に備えて、クラウドストレージやローカルにもバックアップを取っておくと安心です。「紙がないと不安」という感覚は最初だけで、使い慣れると電子の方が便利だと感じる方がほとんどです。

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作成

AI

監修

金井泰樹

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